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ユーザーレポート04
【左から】技術部設計二課 課長 安藤様、製造部生産課 宮崎様、製造部生産課 主任代理 中里様
【面談者】
技術部 設計二課 課長 安藤様(塗装ラインもご担当)
製造部 渡良瀬工場 生産課 中里様
営業部 営業企画課 課長代理 坂本様
弊社は、金属(ステンレス鋼材や鉄系鋼等)の精密製品加工並びにプラスチック製品を製造するメーカーです。国内外に販売拠点を9拠点、製造拠点を7拠点有し、社内一貫工程でもの作りを行っています。2014年に新設された渡良瀬工場では、素材、コーティング(機能塗装)、金属成形加工までメタルブシュの一貫生産を行っています。多岐にわたる業界への販売実績があり、自動車部品を中心に様々な業界のニーズに合った製品づくりで高い信頼を得ています。
展示会で情報収集をする過程で知りました。展示会のブースでご紹介いただいた今回のスラッジ凝集剤CK001をご提案いただきました。
水洗式塗装ブースでフッ素コーティングを行い部品の耐久性やすべり性を向上させています。
投薬前は、別の処理剤を2種類使用していましたが塗料カス(スラッジ)を凝集しきれずに沈降してしまうため、水槽の底にスラッジが堆積し、水槽の回収間隔が伸びない、水の発砲、臭いが気になるなどの問題がありました。
CK001に変更してからは処理剤が1種類になり、凝集力がアップし塗料カス(スラッジ)が浮上し水が分離するようになりました。水面の色も以前は黒くなっていたのですが、薄茶色に変化しました。使用後は処理剤スラッジが水面に浮遊しているので、回収が容易になり作業効率がアップしました。
また、水の発砲や臭いの低減にもつながりました。回収した塗料カス(スラッジ)は以前は粘質のあるものでしたが、CK001にしてからはブロックのようなかたまりになり回収量も増えました。
また、処理剤のコスト面も従来と比べて2割ほど安くなりました。このまま順調にブースの水の入替期間が延びれば、回収費用も従来に比べ安く済む可能性もあります。
現状は、稼働日は1日2回に分けてCK001を投入しています。投入手順を掲示したり、投入量の記録を行い凝集効果の最適化に取り組んでいるところです。今後は、水槽の交換頻度を減らしたり、凝集剤の投入方法を工夫してコストダウンにつなげていきたいと考えています。