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ユーザーレポート01
嬬恋銘水株式会社様は、日本百名山「四阿山(あずまやさん・標高2354m)」山麓、海抜1290mの高原に位置するミネラルウォーターのメーカーです。工場の南には、バラギ湖があり、四阿山より雪融け水の自噴する湧水が流れ込んでいます。この豊富な湧水群にたつ同社では、地下深い井戸からの良質な天然水を原料として「ナチュラルミネラルウォーター」を製造しています。このたび、同社のボトリングラインにオイルフリークローコンプレッサー(FRL-370B)を導入いただきました。なぜ弊社のコンプレッサーを選んでいただいたのか、その経緯をお伺いしました。
嬬恋銘水株式会社は、2008年の創業から群馬県吾妻郡に位置する自然豊かな環境を活かし、ナチュラルミネラルウォーターの製造に注力してきました。四阿山の麓、バラギ湖近くの自然環境は高品質な天然水を生み出すのに理想的な場所です。
地下250m付近から採水される天然水は、硬度20mg/L前後の超軟水です。クセが少ないため飲みやすいだけでなく素材の味を引き立ててくれるので、お茶、お酒、料理にも適しています。この自然からの贈り物である大切な天然水を、採水から納品まで一貫した品質管理体制で安全安心をもってお客様にお届けしています。
復旧したコンプレッサーは元々メンテナンスの時期が到来していたので、出入り業者に見積りを依頼しました、すると数百万のメンテナンス費用が提示されました。
それならばと思い、御社に新台への入れ替えを相談しました。まず現状の型式と使用状況を確認してもらいました。運転時間が71713時間で、負荷時間が45445時間だったので、負荷率は63%。現行機種の空気量7.4m3/minに対して、計算上は4.6m3/minでも対応可能でした。そうなると、現行機種よりも1ランク出力の小さい37kWで空気量5.8m3/minの機種でも対応できるかもしれない。しかも45kWから37kWにダウンサイジングすると、電気代が抑えられるというメリットがある等の提案をしていただきました。
そこで、さらに細かい検証をしていただき、ピーク時の負荷率が実際にどのようになっているのかを電力測定機器と空気量測定機器を使って1週間程度計測してもらいました。検証の結果、ピーク時の空気使用量は4.0m3/minとわかったので、買い替えの見積もりを依頼したところ、金額は現行機種のメンテナンス費用とも大差ありませんでした。
導入の決裁に向けては、弊社の取締役会に諮るための改善効果や検証資料の作成までサポートいただきました。このような献身的な提案やサポートのおかげで、より経済的なコンプレッサーを無事導入できました。
弊社は「天然水の先へ・・」というスローガンのもと、「ナチュラルミネラルウォーター」を基幹商品とし、さらに「天然水」の可能性を引き出す商品開発を心がけています。飲料水に限らず、「水」の存在はますます貴重かつ重要になりつつある時代なので、私たちは自然から与えられた良質の天然水を未来にわたって守っていく責務を念頭におき、飲料製造から販売を通じて社会に貢献してまいります。